現金・預金、金銭債権

簿記はまだついていけるのだけど、財表はだんだん厳しくなってきた。

  • 現金及び預金(B/S表示科目)
    • 通貨
    • 他人振出小切手
    • 期限の到来した公社債の利札
      • 現金及び預金 xxx / 有価証券利息*1 xxx
    • 配当金領収証
      • 現金及び預金 xxx / 受取配当金*2 xxx
    • 法人税等の還付通知書
      • 現金及び預金 xxx / 法人税等還付税額*3 xxx
  • 当座預金普通預金、別段預金、通常預金
  • 定期預金、積立預金、定額貯金
    • 1年基準を適用
      • 1年超のものは長期預金
  • 現金ではないもの
    • 収入印紙
    • 郵便切手
      • 未使用分は貯蔵品
      • 使用分は通信費
    • 先日付小切手
    • 自己振出の回収小切手
    • 未渡小切手
      • 当座預金(表示科目は現金及び現金)
      • 費用の支払等の場合、貸方に注意(未払金とか)
  • 当座借越
    • 短期借入金として表示
  • 注記
    • B/S注記
      • 文例
        • 長期預金のうち100千円当座借越契約の担保に供している

注記を覚えなくちゃ。

  • 金銭債権
  • 関係会社
    • 子会社
      • 当社が50%超の議決権を保有している会社
      • 当社が40%以上50%以下の議決権を保有していいて、財務及び事業の方針の決定を支配していると認められる一定の事実がある会社
      • 当社と当社の子会社が合わせて50%超の議決権を保有している会社
      • 当社の子会社が50%超の議決権を保有している会社
    • 親会社
      • 当社の50%超の議決権を保有している会社
      • 当社の40%以上50%以下の議決権を保有していいて、財務及び事業の方針の決定を支配していると認められる一定の事実がある会社
    • 関連会社
      • 当社が20%超の議決権を保有している会社(子会社を除く)
      • 当社が15%以上20%以下の議決権を保有していいて、財務及び事業の方針の決定に対して重要な影響を与えることができると認められる一定の事実がある会社
      • 当社と当社の子会社が合わせて20%超の議決権を保有している会社
      • 当社の子会社が20%超の議決権を保有している会社
    • 当社を関連会社とする会社
      • 当社の20%超の議決権を保有している会社(子会社を除く)
      • 当社の15%以上20%以下の議決権を保有していいて、財務及び事業の方針の決定に対して重要な影響を与えることができると認められる一定の事実がある会社
  • 関係会社に対する金銭債権
    • 独立科目表示法
      • 該当する科目の次に「関係会社○○」と表示
    • 科目別注記法
      • B/S注記文例
        • 関係会社に対する金銭債権は次のとおりである。受取手形 xxx千円 短期貸付金 xxx千円 長期貸付金 xxx千円
    • 一括注記法
      • B/S注記文例
        • 関係会社に対する金銭債権は次のとおりである。短期金銭債権 xxx千円 長期金銭債権 xxx千円
  • 貸倒引当金の表示方法
    • 科目別間接控除法(原則)
      • 各債権の次に貸倒引当金の金額を表示する
    • 一括間接控除法
      • 流動資産、固定資産-投資その他の資産の末尾に、それぞれの合計額を表示
    • 直接控除科目別注記法
    • 直接控除一括注記法
      • 債権金額は貸倒引当金控除後の金額
      • B/S注記文例
        • 金銭債権から貸倒引当金がそれぞれ控除されている。短期金銭債権 xxx千円 長期金銭債権 xxx千円
    • 科目別、間接控除が原則なので、問題の指示に注意
  • 貸倒引当金設定の表示
    • 貸倒引当金戻入額
      • 特別利益
    • 貸倒引当金繰入額
      • 営業債権に対するもの
      • 営業外債権に対するもの
        • 営業外費用
  • 貸倒発生時
    • 当期発生の債権
    • 前期以前発生の債権
      • 貸倒引当金残高 ≧ 債権の額
      • 貸倒引当金の残高 < 債権の額
        • 引当金の見積り誤差等
          • 不足分を過年度貸倒引当金不足額に計上
        • 当期中の状況変化により生じたもの
          • 不足分を貸倒損失に計上
  • 貸倒損失等の表示
    • 営業債権に係るもの
    • 営業外債権に係るもの
      • 営業外費用
    • 異常な原因によるもの
      • 特別損失
    • 過年度貸倒引当金不足額
      • 特別損失

*1:P/L営業外収益

*2:P/L営業外収益

*3:P/L法人税、住民税及び事業税の次

*4:短期性であるため、固定資産にはならない

*5:簿記では営業外受取手形

*6:簿記では営業外受取手形

*7:簿記では手形貸付金